ブライスキャニオン国立公園

ブライスキャニオン ブライスキャニオン

概要

ブライスキャニオン国立公園は1928年に国立公園に指定されたユタ州南西部にある国立公園である。

 

ブライスキャニオンの特徴は長い年月に渡り風や雨などにさらされて侵食した何千、何万とも言われる様々の形をした細長い岩の柱(hoodoo フードゥー)に埋め尽くされた一見不思議な絶景だ。

それはまさに自然の偉大さ、力を映し出す天然の彫刻であり、年月による時の流れをも映し出す自然界の芸術だ。

 

ブライスキャニオン近辺は1800年代にソルトレイクシティより入植してきたモルモン教徒によって急速に賑わい始め、それ以前に白人がブライスキャニオンを探検した記録も残っていない事から、ブライスキャニオンが発見されたのも1800年代半ばのモルモン教徒入植と同じ時期だろうとされている。

勿論それ以前には既にアメリカ原住民がこの地で生活をしていた形跡が今もなお残されている。

 

モルモン教徒はあまり自然の美には興味を抱かずに、農業や産業に適している土地であるかと言う事に関心を示していたためブライスキャニオン自体が広く知れ渡るには時間が掛かった。やがて時が進み、産業の発展と共にブライスキャニオン近辺にもセント・ジョージやシーダー・シティーの様な大きな町が建設されるようになった。

ブライスキャニオンの近辺が賑わいを見せるようになると次第に周辺地にも人が集まり、その結果としてブライスキャニオンの渓谷に対する価値が世間一般にも広まり始める事となった。

 

ブライスキャニオンの名前の由来は1800年代半ばにこの地に入植してきたE.ブライスにちなんだものであるが、この近辺の知名は殆どがモルモン教徒の伝統と信仰に基づいて命名されたものが多く、個人の名前がこのように使われる事は非常に稀である。

 

ブライスキャニオン国立公園はザイオン国立公園と程近く、距離にして凡そ90km程しか離れていない。しかし、ブライスキャニオンがザイオンとはまた全く違ったを持った国立公園だということはブライスキャニオン国立公園に近づくだけで充分に分るだろう。

ブライスキャニオンは広大なディクシー国定公園に囲まれており、ブライスキャニオン北側にある唯一の入口に到着するまでにも多くの松やポプラの並木通りを通り抜ける。また、ブライスキャニオンは南北に細長く広がっており、公園の入口や主なポイントなども殆どが北側に集中している。

 

ブライス・ポイント ブライス・ポイント

ブライス・ポイントはブライスキャニオンで最も人気のあるスポットのひとつであり、渓谷に沿うように展望テラスが設置されており、先端からは360度を見渡せる絶景パノラマが広がっている。

夕日に染まるブライスキャニオンを見るならば最も美しいと言われているのがこのポイントである。

 

サンセット・ポイント サンセット・ポイント

サンセット・ポイントはその名前のとおり綺麗な日の入りを見れるスポットだ。

ブライス・ポイントと並んで人気のあるスポットで、日の入りの時間には多くの人がここで太陽が沈むのを待つ。

また、サンセット・ポイントにはNavajo Loop(ナバホループ)と言うトレイルがあり、一時間ほどで戻ってこれるトレイルなので、実際にフードゥーを間近で見ているのも楽しいだろう。

ただ、ブライスキャニオンも夏場の気温は30℃以上まであがり、乾燥しているので夏場にトレイルを歩く場合には必ず水分を持参しよう。